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◆プレスリリース◆
量子コンピューター用希釈冷凍機を開発
~日本初の純国産システムを極低温技術で支える~
(2025/04/24)
株式会社アルバックおよびアルバック・クライオ株式会社は、純国産量子コンピューター向け希釈冷凍機を開発し、2025年4月4日付で国内の量子研究機関に設置を完了しました。
日本では、主要コンポーネントをすべて国産化した量子コンピューターの実現が長らく課題とされてきました。今回、アルバックの希釈冷凍機がその中核装置として採用されたことにより、日本初となる純国産量子コンピューターが誕生しました。
この実現は、日本が量子コンピューター分野において独自の競争力を築き、今後の国際的な技術競争において存在感を発揮していくための重要な礎となるものです。国産化により、量産・拡張に向けた柔軟な技術対応や、国内での部品供給・保守体制が整備され、ユーザーにとっても導入リスクの低減と持続的な運用が可能となります。なかでも、量子ビットの高精度な動作を支える極低温環境を安定的に実現したアルバックの希釈冷凍機は、本システムの中核を担う技術として、社会実装と継続的運用の両面において重要な役割を果たしています。
本量子コンピューターは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、8月14日から20日に開催されるイベント「エンタングル・モーメント[量子・海・宇宙]×芸術」にて、来場者がクラウドを通じて実際に操作を体験できるかたちで一般公開されます。
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